壁にすだれやヘチマといった夏の遮熱を考えた対策は一般的に行われています。こうした壁面緑化や屋上緑化の効果は認められています。集合住宅などの屋上を用いた断熱対策は消費エネルギーの削減に効果的です。

土に含まれる空気や水分が断熱材の役割をはたす一方で、水分が水蒸気になる時のエネルギー交換により周囲の熱を冷やすことができます。例えば樹の下に行くと涼しく感じますが、単に日陰である効果よりも、葉っぱが行なう光合成により熱エネルギー交換されていることが影響しています。屋上緑化にはこうした影響も少なくないと思われます。