今回は、旧基準である熱損失係数と、H25年基準の外皮平均熱貫流率を比較してみます。

旧基準では、等級4なら2.7をクリアすればよいという明確な指数があったので、わかりやすいとも言えました。しかし、H25年基準では、住戸ごとに基準が異なるため、実際に計算してみないと基準をクリアしているかどうかは判断できません。

熱損失係数は、「住戸全体の熱損失/床面積㎡」で計算していましたが、H25年は「住戸全体の熱損失/外皮の合計㎡」、ざっくりいうと、この違いが大きいわけです。床面積に加え、屋根や外壁・戸境が加わっています。

また、60㎡以下では熱損失係数が不利になるために行われていた緩和措置もなくなっています。